10周年

「らくだの旅行」は2001年の8月16日開設です。なので、目出度く10周年を迎えました。とは言うものの、その内の約半分の最近5年間はほとんど放置状態なわけですが、それでも、10年間存続できたという事はその間、自分自身が無事に過ごすことができた証でもあるわけで、無事に旅行のホームページなど運営できていることに感謝したいと思います。

思えばこの10年は激動の10年間でした。2001年という年は人類の歴史にとって大きな節目の年になりました。らくだの旅行の開設から約1か月後にあの911のテロが起きたのです。そして2011年はエジプトを中心にアラブ社会では激動の年となり、日本では311の大震災があった年として、その後の日本人の生活や精神に大きな影響をもたらした年として、長く記憶に残る年となることと思います。

僕個人としてもこの10年間は激動の10年間でした。そして「らくだの旅行」がなかったらできなかった経験も多くあり、また「らくだの旅行」がなかったら、おそらく無かったであろう出会いもありました。今の生活も「らくだの旅行」がなかったら、ずいぶんと違ったものになっていたかもしれません。

そんなわけで、ちょっと大げさではありますが、「らくだの旅行」は僕の人生においてとても重要な役割を果たしてくれたわけで、あまり更新はできていませんが、これからも大切にしていきたいと思っています。

本当は10周年を記念して、リニューアルを考えていましたが、間に合いませんでした。11周年を迎える前までには、新しい「らくだの旅行」をアップしたいと思っています。

| | コメント (1)

震災について思うこと

今回の震災により被害を受けられた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

僕は親族も含め直接の被害にあっていませんが、頻繁に計画停電が行なわれる地域に住んでいるため、毎日、落ち着かない日々を過ごしています。

さて「らくだの旅行」は2001年の8月にスタートしました。
その1ヵ月後、世界は911のテロにより、新しい時代に突入しました。

もうすぐあれから10年。

日本は千年に1度とも言える大災害に襲われました。
豊かな先進国を襲った未曾有の自然災害、そしてその世界規模での影響を考えれば、人類がかつて経験のしたことのない試練とも言えるのかもしれません。

以前から思っていることですが、「海外旅行」というのは世の中が平和で豊でそして安全であるからこそできることです。だから僕は現代の日本に生まれたことをとても感謝していました。

もし紛争地に生まれていたら、もしもっと貧しい国に生まれてたら、もし宗教的な対立の激しい国に生まれていたら・・・。

世界の国々を訪れ、様々な地域を観て回れば回るほど、自分が現代の日本に生まれたことに対する感謝の思いが強くなりました。

日本を離れて旅行を楽しめるのも、日本がいつも平和で安全で、そして何よりも帰国した時に変わらない姿でそこにあると信じられるからです。

残念ながら、今回の震災で、日本は安心して旅行へ出かけられる国では無くなってしまいました。
日本からも多くの外国人の方が出国しています。
まさか、この日本が「渡航禁止」の対象になるとは思っても見ませんでした。

きっと、しばらくこの状況は続くのだと思います。もっとひどい状況になるかもしれない。
日本が以前のような「豊かな国」に戻るには相当な時間がかかるのかもしれない。
本当に戻れるのか・・・、そんな不安もあります。

でも僕は、戦争後、自分たちの親やその親の世代がそうしてくれたように、日本を立ち直らせて、また旅行を楽しめる国に戻すことが出来るし、そうしなければいけない。


みんなでやれば、きっとできる。


そう信じています。

| | コメント (0)

ウルルに登らないという体験

前回、「駱駝日報」に投稿してから4ヶ月。「日報」どころか「季報」と化してしまっていますね。タイトル変えようかな・・・。(苦笑)

というわけで、遅れ馳せながら新年おめでとうございます。今年は大きなことは言わず、去年以上の更新回数を目指して頑張っていきたいと思います。

さて、今日これを読んでくださっている方はおそらく初めて「らくだの旅行」をご覧いただいてくださった方ではないかと思います。なんか久しぶりにアクセスが増えてるな~と思ったら、ヤフーニュースからリンクが貼られていたんですね。恐るべしヤフー。

小難しい話は「体験談」を読んでいただいていると思いますので、ここでは触れません。
せっかくお越しいただいたので、ぜひ、他のコンテンツもご覧になっていってください。
どうぞ「らくだの旅行」をお楽しみください。

| | コメント (0)

夏休みの宿題

子供たちの夏休みの宿題も毎日のように口酸っぱく言い続けた甲斐あって、ほぼ終わったようです。一方で、僕の「夏休みの宿題」もほぼ完了。

妻の仕事のサイトを2つとも作り直し、さらに妻の音楽のサイトを立ち上げ、そして「携帯待受けらくだ」のURLを変更しました。

妻の仕事のサイト
ハーモニーメンタルケアー
スピリチュアルハーモニー

妻の音楽のサイト
空と海と風と大地の音楽

携帯待受けらくだ

妻はまだ不満があるようですが、とりあえずアップ完了したので「宿題」は終わったということに・・・。

| | コメント (0)

信毎ホームページ大賞

「信毎ホームページ大賞」が2008年度をもって終了することになった、との発表がありました。これで僕が「らくだの旅行」を始めた当時から行われていたいわゆる「ホームページコンテスト」は全て無くなってしまったわけです。

まぁ、これも一つの時代の流れで仕方ないことだとは思うけど、ちょっと寂しいなぁ~。

僕が「らくだの旅行」を始めたころは、ちょうど個人サイトが一気に増え始めたころで、けっこうみんなこういうコンテストを目標にしてサイト作りを頑張ったり、コンテストへ応募することを通じて仲間を増やしたり、純粋にサイトを作る熱意と情熱、そして喜びみたいなものがネット上にはじけていた時期だった気がします。

今は良くも悪くも、もうちょっと「利害」が溢れてますよね。個人のブログなんか、どこが記事でどこが広告だかわからないものも多いし。

最近、個人サイトやブログの将来ってどうなっていくんだろう・・・、ってちょっと思ったりするわけですが、こういうコンテストが無くなって行くということは、個人サイトの存在意義なんかも変わっていくということなのかな、なんて思ったりする今日この頃。

| | コメント (1)

十善戒

3月という月は僕にとって、父の命日、伯父の命日、そして春のお彼岸と何かとお寺に行く機会の多い月です。そして今年は厄年ということもあり、近所の高幡不動尊に厄除けにも行ってきました。

さて、僕の家の宗派は真言宗智山派で、法事の時には「智山勤行式」というのを皆で唱えます。この中に「十善戒」というのがあり、ユダヤ教で言う「十戒」みたいなもので「不殺生(ふせっしょう)むやみに生き物を傷つけない」、「不偸盗(ふちゅうとう)ものを盗まない」、「不邪婬(ふじゃいん)男女の道を乱さない」、「不妄語(ふもうご)うそをつかない」、「不綺語(ふきご)無意味なおしゃべりをしない」、「不悪口(ふあっく)乱暴なことばを使わない」、「不両舌(ふりょうぜつ)筋の通らないことを言わない」、「不慳貪(ふけんどん)欲深いことをしない」、「不瞋恚(ふしんに)耐え忍んで怒らない」、「不邪見(ふじゃけん)まちがった考え方をしない」の10個の戒めを唱えるわけです。

これがですね、以前はなかなか思い当たることがあって、法事のたびに胸が苦しくなっていたのですよ。まぁ、どれ、と具体的に言わなくても察しが付くのではないかと思いますが。でも今はとりあえずヤマシイことは無いわけで、堂々と「十善戒」を唱えることが出来るわけです。(子供に対してもう少し「不瞋恚」であった方が良いのかもしれないとか、そういうのはあるけれど・・・。)

その、なんと清々しいこと。
やっぱりご先祖様たちの霊の前でヤマシイことが無いというのは気持ちが良いものですね。(苦笑)

| | コメント (0)

ボロブドゥールの壁紙

ひさ~しぶりに、壁紙を追加しました。ボロブドゥールとプランバナンの遺跡の写真です。ポジフィルムに撮影したものを夏休みの間にフィルムスキャナで取り込んであったのですが、すっかり掲載するのを忘れていました。

ボロブドゥールもプランバナンもけっこう良い写真があるので他のコンテンツも作りたいのですが、いつになることやら。

「そんな時間があったら私のサイトを直して!」という妻の怒鳴声が聞こえてきそうです。(笑)

| | コメント (0)

マントラ・イン・ブルーノート東京

090125_2
ブルーノート東京で行われたマンハッタン・トランスファーのステージを聴いてきました。去年の来日ステージは子供たちの卒業・入学が重なった時期で自重したのですが、今年は生活も比較的落ち着いているので、ちょっと無理をして行って来たのです。実は、彼らのホールのコンサートは何度も行っているのですが、ブルーノートは初めて。(ブルーノート自体初めてなんだけど・・・。)

やっぱりマントラはブルーノートみたいなこじんまりしたところが良いですね~。なんとなく彼らもリラックスして歌っている感じだったし。僕の中ではブルーノート>オーケストラ付>通常のバンドっていう順番でしょうか・・・。しかし、いつも同行しているギターのウェイン・ジョンソンがいなかったのが気になる。

それにしても、やっぱり公演時間の短さも含めて、ちょっと、というか、かなり割高かなぁ~。正直、「もう終わり?」という印象でした。席はアリーナボックスシートをリザーブしてあったのでゆったりと観ることができて良かったけど。1週間くらいステージはあるから、何度か行きたいところだけど、この金額では無理ですね。

ちなみにBSフジで来月オンエアがあるらしいです。


| | コメント (0)

CHANGE

「夏の終わり」から、日が過ぎて、世の中はオバマ新大統領の就任式を向かえました。

思えば、旅行者にとってもこの8年間は、旅先でいつテロの巻き添えに合うかわからない、危険な状態でした。

2000年にイスラエルを訪れた時は世界がこんなことになるなんて、全く思いもよらなかった。
911の同時テロから変わってしまったわけです。
世界はグローバル化したというけれど、気分的にはどんどん内向きに閉じ篭って行っている感じでした。


僕は真の平和には旅行が欠かせないと思っています。
平和を築くのに「相手を知ること」、これに勝ることは無い。
相手を知れば恐怖は消える。

イランもパキスタンも、そこに暮らす人はみな親切で友好的でした。
そして子供たちの笑顔は世界共通。

誰だって家族を守りたい。同胞を助けたい。その気持ちは同じはず。
それなら、地球全体、みんな同胞、一つの家族だと思えれば、本当の平和が訪れるはず。

大げさかもしれないけれど、オバマ新大統領の就任をきっかけに、世界がそんなふうに方向転換していく、2009年がそんな変化の始まりの年になればよい、と思った1日でした。


| | コメント (0)

夏の終わり

Image084
相変わらず、らくだ日報を更新しないまま季節は移ろい、早、夏も終わり。夏の前は今年の夏こそはあれもしよう、これもしようと考えていたもののほとんど何も出来ぬまま終わってしまいました。それでもですね、全く何もしていないわけではなくて、少しはサイトもいじってます。「携帯待受けらくだ」もサイトに戻したし。

自分の事として一番の成果は、ついにパソコンの自作に手を出したこと。(要はブランドのパソコンを買うお金が無いだけだけど・・・)

家族のことでは、あーたん(末娘2歳)がディズニーランドデビューしたこと。(写真)

まだ列に大人しく並べないし、奇声を発するし、いろいろ大変だったけど、スティッチやミッキーを見て喜んでたし、エレクトリカルパレードを見て「キレ~」と言ったり音楽に合わせて手をたたいたりと大喜びで、ホント連れて行ってよかったです。

そんなささやかな幸せを噛締めながらも世界に目を向けると、いろいろありました。北京オリンピック、アメリカの金融恐慌、でも僕的には一番大きなニュースは、パキスタンのムシャラフさんの失脚。パキスタンに行った時にガイドさんにも話を聞いたのですが、暗殺されたブットさんにしてもシャリフさんにしても汚職まみれで西側のメディアで報じられているような人気は本当は無く、ムシャラフさんへの期待というのは相当に大きかったようです。実際、この難しい世界情勢の局面で、舵取りを一つ間違えれば国が消滅しかねないような状況で、彼はよくここまでパキスタンという国を維持してきたと思うわけです。いつかこの数年間のことを記した本などを執筆して欲しいとひそかに願っています。

そして夏が終わり秋に向けて、アメリカの大統領選挙が面白くなってきました。名前が一緒というだけで、オバマさんを応援しているアホな自治体もあるようですが(本当にアホの極みだと思う)、日本にとってはマケインさんが勝った方が良いと言うアナリストもいます。さてどうなることやら。

そんな季節の変わり目、僕は夏休み中にやると言った奥さんのサイトのリニューアルが終わっていなくて、2学期が始まっても夏休みの宿題を提出できないでいる子供の様な気分です。

| | コメント (0)

«notes of the soul